〜銀河の森とひだまりの記憶〜

クレイアートの展示情報
なんでもない日々のつれづれを
不定期にお送りします

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ひかりの 生まれる 朝
元旦 日の出時刻予定 6:51 


ファミレスに入って5時間が経過

朝の6時を回ったというのに

外は まだ 真っ暗だ。

満月も 星たちも てらてらと輝いてる。

一瞬 朝なのか 夜なのか わからなくなる。


重くたれさがるまぶたを なんとかひっぱりあげ

日の出に間に合うように 少し早めに ファミレスを出て

海岸線をひた走る。


しばらくして ナイス 初日の出観賞スポットを発見。

浜辺まで降りることにする。

そこはちょうど 幼少期に住んでいた高台の団地から 見下ろしたところにある

夏海海岸だった。 


まだ4つか5つの頃、
東京の祖父が初日の出を見たいとやってきたので
夏海海岸の宿をとり 家族5人で 太平洋一面を見渡せる部屋に泊まった。

小さなじぶんは 初日の出というものに 興味があるわけもなく
皆が 元旦の朝を迎えることを楽しみにしていることさえ知らなかった。

そして明け方
わたしは 大洗の市場で
顔見知りの魚売りのおじさんの手伝いをする夢を見ていた。

低く太い 倍音がかった よく響く声で
へ〜い いらっしゃいらっしゃい と 客を呼び込むおじさんの真似をして

いらっしゃーい と 威勢良く声をあげる。
それは 夢ではなく実際に じぶんの口から出たもので
その声に わたし自身がびっくりして 飛び起きてしまった。

目を開けると オレンジ色のまぶしい光がとびこんできて 
家族が 笑う声がする。

頭が覚醒するまで 何が起こっているのかわからないでいると
両親の声で

おおきな太陽でしょ。今みんなで 初日の出を見ていたんだよ。
と教えられる。

目をこらしてみると
宿の大きな窓から見える 水平線から
それはそれは大きな オレンジ色の太陽が顔を出しているところだった。

幼いじぶんには
それはいまだかつてないほどに 壮大で うつくしい できごとで
小さな心と頭では 消化しきれないほどに感動していたことを
感覚的におぼえてる。
家族みんなの笑顔が太陽の光でオレンジ色になっていたことも
鮮明に 頭の中に残ってる。

それ以降 初日の出を観る機会はあったけど 全く印象がなく
初日の出と言ったら、必ず このオレンジ色の想い出が浮かび上がる。

幼少期に見たあの光景は この先もずっと 忘れないと思う。


夏海海岸に車を止め 浜辺まで歩いてみる。

うちよせる波の音  それだけが  聞こえる 世界。  

頭上には  わたしたちを包み込むように 360度展開する 広漠たる空

目の前には  どこまでも 深遠で 茫々たる海


悠遠なる太古の世から この先の未来まで

地球の営みは 悠久のものであることを 信じさせてくれるかのような 

圧倒的な 宇宙の中に降り立つと

ちっぽけな じぶんなぞ 放り投げてしまいたくなる。


ゆだねてしまえ。

溶け込んでしまえ。


時折 思い出したように やってくる眠気とともに

そんな声が 聞こえてきそうだ。


しばらくすると 空の碧が薄まりだし 星たちが消え始める。 

満月はすでに 高台のむこう側へ 落ちていった。

ひとびとは ソノ瞬間 を見逃すまいと スタンバる。

それにしても 寒さが半端ない。

相当に着込んでダウンをはおって ブランケットで体を包み込んでも

外気は じわりじわりと 体温を奪っていき 指の感覚もなくなっていく。

でも 不思議に 辛くない。


そして いよいよ 水平線が 赤く染まり始めた。






たちつくす ひとびと

鳥たちの群舞がはじまる









壮麗な風景を前にすると 言葉というものはでなくなるね。

ただ しずかに 感動していたいと おもう。


太陽が昇るにつれ 気温が増していくのを 全身で感じはじめた。

波はおだやかになり

遠く水平線に浮かんでいた 厚い雲は 消え

まばゆいほどの ひかりが 視界一面に 広がってた。


じぶんは 確かに この太陽系に存在する 万物の一部であり

その自然の営みの中に織り込まれて 共に生きているんだ ということを 

強く実感した朝だった。


昨日と同じように 朝は来たけれど

それは 似て非なる あたらしい朝

波の音も  波間にたゆたう  幾千もの ひかりの色も

砂浜に打ち上げられる 貝殻も

打ち寄せる 波の飛沫も  

わたしたちの こころの 有り様も

まったくおなじ ということはない


いちにち いちにち が あたらしいひかりと共に 始まるのならば。


洋々たる想いと共に

元旦早々


朝マックで 締め ♪

(ドナルドの顔が いつの間にか 親しみやすい優しい顔になってる! 髪の量も増えてる 。。?)



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