〜銀河の森とひだまりの記憶〜

クレイアートの展示情報
なんでもない日々のつれづれを
不定期にお送りします

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陰陽神社(じぶんにっき)
かぞくで山へ車であそびにいった帰りに

とつじょ

陰陽神社 という 巨大看板が目の前にあらわれた


陰陽神社といえば 今年の頭の帰省中に

その話題でもちきりになった時があり

次の帰省時には必ず立ち寄ろうと思っていたのが

もう半年以上 すっかり忘れてしまっていた


陰陽神社は 陰陽山森林公園内にあり ウナギ犬狛犬と陰陽石(夫婦石)でも有名なところ

いざなぎ いざなみが まつられていて 三光信仰があったともいわれている


ふもとの公園には立ち寄ったことはあるものの 参拝はしたことがなかった



看板が目に入った瞬間  なんだか呼ばれているような気がしてならず

父に車を引き返してもらい

近くまで行ってもらえるよう頼んだ


平日とはいえ 人影もない ほんとうに自然しかないところだ


陰陽山を少しのぼったところに駐車場があり

その目の前に 先の見えないほど長くつづく階段の参道があった



写真でみるよりも薄暗く 階段は苔むしていて

長らく人が来ていないような空気が 感じられた


駐車場の端  ひときわ大きい 人間の大人くらいの大きさのお地蔵様に

一瞬 ドキっとさせられる


猫背のめずらしい そのお地蔵様の顔は 普通のお地蔵様に比べると

顔立ちがはっきりしている上に うっすらと微笑んでいて

今にも 笑い声をあげそうな雰囲気だった


さて 本殿まで と思いつつも

果てなくつづくように思われる階段を見上げていたら

今回はいいかしら。。。という気分にもなりつつ


でも 呼ばれている気は たしかにするし


でも しばらく人も来てなさそうだし

なんだかへびも出そうだし すずめばちも出そうだし

なぜかめずらしく そんなことをつぶやきながら ためらっていると



80手前になる父が 

おれは行くぞ〜 と言い放ち

制止する母やわたしの声を無視して

階段を上がっていってしまった



幼い頃から 父は わたしを楽しませるのが上手だ

いろんなことを おもしろがって

わたしに興味を抱かせる


山男の父は わたしがまだ幼い頃から よく登山へ連れていき

大人でもへたばるような山を わたしは父の後について 登った

母や 三つ上の兄さえも 疲れてペースが遅くなっている中

わたしは 父の足が 一歩一歩大地を踏み締めのぼってゆくリズムが好きで

それをくずさないように 後を追いかけるのが好きだった

自分の息のリズムと 父ののぼってゆくリズムとを たのしんでいたし

山を登りながら父が放つ言葉や 感想を 聞き逃したくなかった

山をよく知る父からでてくる 山を愛でる言葉は 

まだ幼いじぶんには どれも興味深く 

何より 父がいいという世界を 知り尽くしたかったんだとおもう



そんな父が

いきなり参道の階段をのぼりはじめたもんだから

とっさに 待って! といいながら 階段をかけあがった

父はまたおもしろがって 

ためらうわたしを わくわくの方へ ひっぱりあげてくれているんだろうな と 思いつつも

無理いって立ち寄った場所で 父が手術した腰を痛めたり

なにかあってはならないという気持ちも起こり いそいで後を追った 

父にしてみれば

おれはまだまだ若いぞ な アピールだったかもしれないけどね 笑



大きな鳥居の手前には なぜかカッパがいた

なぜカッパなんだろうと思いながら

鳥居をくぐると おどろくほどに 空気が一変した



ここが 境なんだね


すっとした清らかな気がながれ 光が あふれていた

それまでは感じなかった 山 そのものを 感じはじめた




階段をのぼりきったところに 幣殿があって立ち寄ると

とびらは錠で閉じられていて 賽銭箱は一面カビで覆われていた

ここも 震災の影響を受けたのだろう

ところどころブルーシートがかけられていたり

立ち入り禁止の縄がかけられているところが見受けられた



呼ばれているのは ここじゃない この先だ と思ったけど

父は早々とお賽銭をいれ お参りをして今きた階段を戻っていってしまった



本殿はどこだろうと 振り返ると

とても小さな道標が さらに上を指していた


みあげた先 山の頂には 光がみちていて

依然呼ばれている気がするものの


そこに行き着くまでの道が けものみちのようになっている

しかも それこそ 今の時期は

まむしがよくでるのだ


割と恐いもの知らずで

こういったときには 普段なにも考えずに行ってしまう質なんだけど

そんなことが頭にうかぶこと事態がめずらしいので

なんだかたちどまって考えてしまった

こういうときは たいがい 試されているんだよね。。

そして じぶんの中に

手放しきれていないなにかがあるってゆー サイン



そんなとこで考えはじめてしまったので

今回はひとまずもときた参道を下りた


駐車場につくと

母が 猫背のお地蔵様に ずっと手を合わせていた


変わったお地蔵さんだよね と母に声をかけると


なんだかとってもやさしい顔をしているんだよねぇ

こうしてると あったかくなるんだよねぇ

と返ってきた



不思議なかんじだった

ここではないどこか へ行ってきたような

でも ここも あそこも ひとつづきなんだよな

と感じさせられる場所



秋も更けた頃に またゆっくりときたいなぁとおもう









 


 





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