〜銀河の森とひだまりの記憶〜

クレイアートの展示情報
なんでもない日々のつれづれを
不定期にお送りします

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耳をひらく ということ
今日はひさびさの 早起きをして
明治神宮へ向かう
寝不足の体で てくてくと歩きながら
神宮の杜へ一歩足を踏み入れると
ひんやりとしたマイナスイオン効果からか
一気に体が目を覚ましたように しゃきっとする



この神宮の杜は 
わたしが通っていた幼稚園があった (というか林なんだけど)に
どことなく似ている
一方はほとんどが松だから、それこそ木の種類が違うのだけど
鎮守の杜という意味では同じだ
木々の持つエネルギーが強い とでもいえばいいのだろか。
それも 強くて 優しい。
人が歩くには お勧めの森だ。


樫や椎、松などの木々の生い茂る遊歩道を しばらく行くと
視界が開けた場所へ出る 
そこは 一面に広がった芝が 朝露に濡れて 朝日に照らされキラキラとひかっていて
まさに 天然の緑のじゅうたん
見渡す限りの緑が 目にまぶしいほど


遠く 目線の先に 人だかりが見え そこを 目指す
そして 一般には立ち入り禁止の芝の上に 足を踏み入れる
都会にも こんなに芝が美しく生え揃っているところがあるなんて と 
しばし 感動しながら ふわふわとした芝の上を歩いてゆく

こんな朝早くから( 一般的には おそらく決して 早すぎる時間ではないですが )
一体 何をしに明治神宮へ来たかというと

お参りでもなければ お散歩でもなく 

長屋和哉さんという打楽器・磬奏者として知られている音楽家(「地球交響曲第六番」をご覧になった方はご存知だろう)による
アースデイいのちの森 ワークショップ「耳をひらく、心をひらく」を受けにきたのだった
以前 友人から 彼の話は聞いていて いつか会ってみたいなぁと思っていたら
今回実現が叶った。
(ここからは かなり長いレポになるので 興味のある方のみ続きをどぞ)


ワークショップといっても 詳しい前知識がないままにやってきた 友人とわたし。
ただ 目の前の芝生の上に並べられた大小のおりんや磬子をみて
これを鳴らすんだろうな というのは なんとなくわかる

アースガーデンのスタッフで司会進行役の方が ゆるーく誘導をはじめ、
集まったひとたち 総勢25名ほどが 一列の輪になって 座る

長屋さんは 見た目と違い とても気さくで温厚な方で
説明をする間 途中照れくさそうに笑いながら話すのが 印象的な人だ 

次のようなことを話していた

「 私たちの日常は、さまざまな物や音によって取り囲まれています。
  人間は本来、それらの物や音たちと深い関係を取り結び、調和し、
  交響しながら生きているはずなのに、現代の生活では、私たちを取り巻く音たちは、
  あまりにも巨大化し、時に凶暴で、それがストレスとなって襲いかかってくるという
  現状にあります。そのため私たちは、いつの間にか、耳をなるべく澄まさないように、
  閉ざすように、生活するようになりました・・・・・。

  このワークショップでは、そうやって閉ざしてしまった私たちの耳の感覚を取り戻し、
  私たちを取り巻く世界ともう一度深く結び合い、調和し、交響し、心を交わし合います。
  ワークショップの参加者全員で、とても簡単な楽器を一緒に演奏し、
  参加者全員でひとつの曲を作ってゆきます。
  最初はバラバラに聴こえていたみんなの音が、やがてひとつの大きなうねりとなり、
  美しいハーモニーを作り出します。その時、皆さんも
  わたしが何を言わんかが 感じ取れるかと思います 」

ようは 長屋さんの合図によって 各々が好きなように鳴らしていく セッションを数回続けて 耳をひらく、心をひらく とはどういうことかを 体感していくワークショップということだ

それから おのおのが 好きなおりんや磬子を選ぶ

おりんは もともと大好きな音
幼き頃から 今は亡き 田舎の祖父母の家にいけば 
かならず おりんを鳴らしに 仏壇の前へと走っていく
うぉん うぉん うぉん.......と 空気の中に溶け込んで行くかのようになり響く
音の余韻に 耳をすましながら、
その音が小さくなる=遠くにいく → ご先祖様に祈りを届けてくれているんだ
と勝手に思い込んでは
あの世というものを 頭の中に描いて よく空想に耽っていた

そうして
朝の静寂の中
長屋さんが大きな磬子を鳴らし始める
そして おりんを手にした私達が それぞれ 音を鳴らしはじめる

耳を澄ますと おりんの 数々の余韻が 永遠に波となって杜を漂うかのように 流れてゆく
それに加え
鳥たちのさえずり
木々の葉が かすかに かさかさ言う音や
ちょっとした空気の動きさえも
耳が次々に捉えて行く

そして 静寂とはいっても
杜の外は大都会
遠く 車の行き交う音や電車の音が テレビのゴースト音のように
絶えず 低く ゴーっと鳴っているのが 耳に入ってくる

ここに着いた時にはまったく耳に入ってこない音だったのに
耳を素直に澄ましはじめた途端に 入ってきた音だ
耳慣れしている音なのに 
意識しないと入って来ない
普段どれだけ ない音 として耳を塞いでいるかが わかる

それでも
全ての音が心地よく
途端 眠気がおそってくる

ところどころ 長屋さんが 楊琴の音色を加える
繊細で とても美しい 音色
また この演奏が 見事だった。。。

数回のセッションを終え、長屋さんが また話を始める
とても共感を覚えた内容だったので 覚えている範囲で記してみる

生きていると 数々の生活音に出逢う
その中でも 皆が毛嫌う 騒音 という音がある
都会に住んでいれば 切っても切れない音で
誰もがその音に悩まされたことがあるかもしれない
自然の中に住んでいるわたしは 普段はそういった音に合うことはないけれど
公演が続けば、都会でホテルに泊まることも多いし、
夜中の騒音で眠れないことも多い。
だから、耳栓をするなり、意識的に耳を閉ざせばいいことなのだけれど、
この音も全て自分達が生きている世界の音だということは確かなこと。
それを憎しむか、愛おしむか?
そこでわたしはこんな時、こう考える。
明日、私は死ぬ。そして今この時に聞こえている音が、この世に生きている間に聞く
最後の音なのだと。
憎らしいと思う音の中で そんな感情とともに 死を迎えたくない 
そう思うことで いろんなこだわりが消え
その憎むべき音さえ いとおしく思えてくる

と。。。

ちょうど前日のこと。
友人と2人 ある用事が立て込んで 
一日を通して都会の中を縦横無尽に走り回っていた折に
たまたま その都会の騒音について話していたんだけど
騒音を嫌だと思うと余計疲れちゃうから
耳を閉ざしとけばいいんだよねぇと
その友人が 耳栓をいつも常備している ということを聞いた

わたしは ある時 耳栓をつけて寝たことがあったんだけど
ふと 音がないことが 怖くなって 息苦しくなり
寝ぼけながらも 半ばパニックで目が覚めたことがある

以来 耳栓は苦手でつけられなくなってしまったんだけど
今回 長屋さんの話をきいて
腑に落ちることが多々あって
音とはまた関係ないところで
自分の中の不必要なものが一つはがれ落ちた感じがして
こころが またひとつ 自由になった気がした

そんな中 セッション最後は
耳をひらいて 心をひらいていく という本随に迫るもので
おりんを鳴らしたい人は鳴らせばよいし
解放したい人はおりんさえも手放して 空をあおいでもよし
そして 鳴らす人は 数々の音の余韻すべてに 耳をひらいて
その調和をはかりながら 交響する、心を交わしあう というもの

最初の 音数がやたら多い あれっ?っていうような 演奏と違い
最後のセッションでは とてもきれいなハーモニーが生まれた
参加者各々が周りの音ひとつひとつに耳を傾け その音を奥底まで聴きとり
それに対し 心通わせていくという作業を 各自が試みた結果だろう
そして 耳をひらく とは 
現代社会における人と人とのコミュニケーション不足 ということに
重ねあわせても考えられる テーマだなーと思った

言葉ではうまく説明ができないけれど
とても貴重な体験をさせてもらった ワークショップだった
なによりも 心地よくって
このままごろんと 芝の上で寝入ってしまいたかった
またこんな機会があったら受けたいなーと思う
長屋さんも とっても魅力的な人だった

地方や地元の自然の中で 主にこのワークショップを開くそうだけど
これこそ都会で生活している人たちに向けて、もっと都内でも開催してほしいものだなぁと
強く思った。明治神宮の杜なんて このWSに まさにピッタリのローケーションだ。

 



タモさんがテレビで話していたという すごい人
じゃりを動かさず 落ち葉だけを掃き寄せる技をもつ 


眠いながらも リフレッシュされた私達は
お腹もリフレッシュされ 腹ぺこになったので
食を求め

ご神木に挨拶をしてから

神宮そばで にぎわいを見せる 春の大イベント
アースデイに繰り出した

もうめまいがするほどの 人の群れ

こういう時 わたしのような チビはきつい

お腹を満たし、知り合いのお店を回り、ほどよく疲れが出てから
仲間うちでたてた企画のプチイベント
アースデイ音ピクニックにむかう 

皆が持ち寄った楽器で演奏していると
次から次へと 通りがかりの人が遊びにきては楽器を弾いて行ったり
楽器を持った人たちが立ち寄って
どんどんでっかい コラボスペースとなる
隣でピクニックをしていた 3〜4世帯は集まっていたであろうフィリピン人のグループも
音に合わせ踊り出したり、異様なまでの盛り上がりを見せた








音楽の持つ力って ほんとすごいなーと
あらためて おもう

長い一日で かなり 疲れたけれど
いろんなことを 想い 考えた

そしてこれからも

耳をひらき こころもひらいた状態で

この世に 存在する いろんなことを 

いとおしんでゆける 自分でいたいと 

思ったー(かってに下條 アトム風)


地球交響曲第六番

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Comment








こんにちは。りんたろうのははです。
りんたは元気です。だいずくんにほろたちもげんきですよ。
ほんとうにいろいろつながっているようです。
アースデイ。私たちは一番渋谷側の竹テントのブースでおにぎりを売ったりのお手伝いをしていました。種まき大作戦というのがあってね。だいずのたねをまいているの。だからさいしょ“だいずくん”だったの。
バンブーの仲間たちが尺八つくりのwsをやってててね。はじめてつくってました。なかなかすぐにいい音はでないけどね。がんばってつくってました。
そのあとしばし飽きたのか自前のジャンベをポコポコポコ 農家さんのお店たちのなかをりんたの太鼓の音が心地よく流れていました。
そのあとは気持ちよさそうにお昼寝。
もしかして同じころだったのかな?りんたにはおりんの音が聞こえていたかもしれませんね。
またどこかでお会いしましょう。すっかり大きくなってしまいましたけど。
from. kicco | 2009/04/22 09:15 |
かんげきです!
みなさん お元気そうで うれしいです ☆

ほんとに つながっているようですね。
種まき大作戦って、ひょっとしたら
大豆レボリューションなるものと関係しているのかな ??
私は直接は知らないのだけど、
友達が関係者と知り合いだったりで、詳しく話を聞いたばかりなのです。

そかー それで だいずっちだったわけですか(嬉々)

渋谷寄りの 竹テントのブース 覚えています。
そのブース前 友人と2人 何度も行ったり来たりしていました(笑)
おにぎりのいい香りもしていたし、竹のワークショップで
箸作りや尺八作りをしていたのを いいなー やりたいなー と
眺めていたんです。
あんなに近付いてたのに 気付かなかった(笑) 
ほんとに 縁って おもしろいですね。

りんたろうくんも 尺八作り 頑張っていたんですね。
もう すっかり お兄ちゃんなんでしょうね。 
ジェンベも叩くだなんて ミュージシャンだなあ ♪
アースデイ音ピクニック にも参加してほしかったな。
次回もあるそうなので その時は 是非とも。

またどこかでお会いできるのを 心から 楽しみにしています
謝謝 ☆
from. emcopain | 2009/04/22 10:41 |
たびたび(笑)
わあ、関係者ってだれだろ?まさに私たちは大豆レボ、トージバチームです。おにぎりも尺八wsならびで売ってました。びっくりだ〜
大豆レボ&トージバでりんたを知らない人はいないでしょう〜知らなかったらもぐりです。ははは

このまえの吉祥寺もそのあとカフェスローでフードハートパーティーってね、種まきさんたちのイベントがあってそのお手伝いに国分寺に流れました。
ほんとは だいずっちくんをひとりお土産につれていこうと思ったのだけどなんだかね。どこかで会える気がしておいておいたの。だからそういうことか〜ってかんじ。
ちなみにりんたのつれてったほろたちは本棚あたりで滑り台してましたよ♪

だいずっちにあったのはちょうど初めての味噌仕込のころですね。
つくる人の顔がみえることが楽しくなってきたころでしようか。
もうすぐ三回目の種まきです。すっかり一人前に働きますよ。
大豆レボぜひぜひ参加しましょう。畑で会いたいな。
ではまた。



from. kicco | 2009/04/23 08:56 |
そーなんだー !
おもしろいなー。 
ちょうど18日に いのちのたね のイベントか何かが 明治神宮の方であったらしくて、
その話から 友人が大豆レボリューションの話をしてくれたんですよ。そのネーミングに興味もっちゃって(笑)。お名前 忘れちゃったんだけど、友人が主催者の方を知っているようで、
いろいろと話をきかせてもらったんです。

そーいえば、トージバのパンフ、持ち帰ってましたよ〜(笑)
つながってますね〜。
子供の頃から 大地と触れ合う経験をもっているって
ほんと素敵なことですよね。
りんたろうくん 頼もしいな〜 
機会あればぜひ 今度は畑で会いたいですね♪

from. emcopain | 2009/04/23 18:02 |
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